J1 2ndステージ 第12節
名古屋グランパス - ガンバ大阪
9月17日(土) 19:30 KICK OFF
名古屋グランパス - ガンバ大阪
9月17日(土) 19:30 KICK OFF
前節、甲府が閉ざした門をこじ開けて逆転、2ndステージ優勝・年間順位3位以内に向けて勢いを増したガンバ大阪。
今節はアウェイで名古屋グランパスとの対戦です。
ご存知の通り、田中マルクス闘莉王が復帰して19試合?ぶりか何かで勝利した前節。
選手1人で大きく変わるのがサッカーの面白いところですが、ぶっちゃけ旬の過ぎた選手が復帰して連勝だなんてそんなに甘い世界ではないと思うので…
……頂きます、勝ち点3。
ただ、やっぱり試合を観ずにこういう事を言うのはブログのテーマにも反するので、いつも通り試合を観て、観戦する上で楽しく観られそうやなぁ~と感じた事を書いていこうと思います。
観戦したのは、2ndステージ第11節・アルビレックス新潟×名古屋グランパスの試合。
まずはグランパスの攻撃について、ガンバが注意しないといけないなぁ~と思う事は2つ。■注意すべき攻撃??
『カウンターとセットプレー』
以上の2つ!!終わり!!
続いて守備の事を書いていk…
サラっとしすぎじゃー!!!
!゚A`)≡〇)`Д゚).・;'∴グハッ!
グッ……だ、、、だって……
ほぼロングボールを蹴って「川又!何とか競り勝ってくれー!」や…「永井!お前のスピード頼りだー!」とかで単調すぎる攻撃でつまらんし……。
監督やスタッフにはチームとして対応してもらわなアカンけど、僕らが観戦する上では特に書く事ないかな……って。。。
グランパスも勝ち点獲得に向けて割り切っていて、余計な事はせずシンプルな攻撃を繰り返して、攻撃に失敗しても「心が折れない事」を1番大事にしてそう…そういう意味では90分間、ガンバ守備陣は気が抜けないかも知れません。
おそらく興味本位でアルビレックス×グランパスを観た方も多くいらっしゃるかも知れませんが、先に書いた「攻撃面」なんて興味ないと思います。■闘莉王の入った最終ラインが気になる。
気になるのは闘莉王の入った守備陣。
かくいう僕のその1人。
で、素人の僕が90分観た感想としては…
『思ってたより良くない』という感想です。
結果を先に知ってたので、「完封勝利」という事で期待しすぎた部分もあったと思いますがやっぱり「復帰してすぐ+監督が変わる」となると、そう簡単にしっかり構築されるものではないんですかね。
①最終ラインが低く与え続けるコーナキック。
画像のシーンはグランパス最終ラインが低いシーン。
スコアを見ておわかりの通り、1点先制した事で引いて守るという気持ちが出てるのか…。

と、思いきやこの試合の前半はずっとこんな感じ。
前半3分、同じようなシーンでも同じような位置で最終ラインを形成。

クロスを上げる選手にもプレッシャーはほとんどかけずにポンポンクロスを入れられて、コーナキックを与え続ける。
90分通してアルビレックスが獲得したコーナーキックの数は『14本』。
今季アルビレックスが獲得したコーナーキックの平均が『5本』らしいので、どれだけ多くグランパスが与えていたかわかる。
②最終ラインの乱れ
後半に入ってグランパスは、最終ラインの上下運動を増やして「なるべくコーナーキックを与えない」+「高い位置で奪ってカウンター成立」を狙ってるような感じ。
しかし上下運動を数多くこなす中で、一度退団して復帰したての選手が入る最終ラインには綻びが多く生まれる。
後半すぐのシーン。
右サイドでボールを持つアルビレックスに対して一応、最終ラインの3人は横一直線に並ぶ。

新潟・野津田にボールが渡った時に闘莉王は縦パスを警戒してかなり前に出る。
これにてペナルティエリア内の最終ラインにズレが生じて大きなスペースが……。

きっちり浮き球でそのスペースを使われるグランパスと、しっかりパスを出す野津田。

…野津田の落ち着きと眼…さすがです。
結果、抜け出た選手も決められませんでしたけど…(゚Д゚)
後半いきなり出鼻を挫かれたグランパス…。
③裏だけでなくサイドにもチャンスあり。
基本4バックだが、右サイドの矢野が下りて5バックになる事も多々あったグランパス。
5バックになると、さすがに真ん中の守備陣も動かないので固い守りとなるが、矢野が戻り切るまではサイドにガラーンとスペースができる。
確か…50分ぐらいのシーン。
中盤の底でボールを持つアルビレックス。
大外でコルテースが欲しがるが、ここはポッカリできた中央のスペースを使う。

広大なスペースで前を向いたラファエル・シルバにプレスをかける闘莉王と、逆に下がってしまう古林(かな?)で、またここでもラインが乱れる。

ラファエル・シルバのシュートは外れるが、このシーンでバイタルを開けてしまったグランパスはしっかり反省する…。
上のシーンの少し後の60分頃のシーンが以下。
同じような位置で持たれて、今度はバイタルを埋めて対応するグランパス。

ボールを持ったレオ・シルバは……真ん中(ゴールへの最短距離)が詰まってるのでさっきも空いていたコルテースの前のスペースを見逃さない。

ちょっとボールが甘くてクリアされましたけどね(笑)
とまぁ、グランパスはかなりガタガタした印象やったんで、アルビレックスにかなり助けられたんじゃないかと。
アルビは、グランパスのカウンターを怖がり過ぎてたんか…攻撃を急ぎまくってましたしね。
闘莉王がまだまだ馴染んでいない分、伸びしろはあるかと思いますがウチ相手にやるにはぶっちゃけ力不足だと思った試合でした。
①おそらく多く獲得できるだろうセットプレーを生かす。■まとめ
・改めていう事でもないですが⑦遠藤のキック精度に今なら⑳長澤や⑤丹羽など合わせる選手も多く、セットプレーは大きな得点チャンス。
今シーズン、セットプレーからの得点割合が総得点の38.5%を誇っているガンバ。
もしも新潟戦のように14本のコーナーキックを獲得すれば………5点入ります。(単純かっ!)
セットプレーを獲得した時は、
どれだけ膀胱が破裂しようともお手洗いで席を立つなど厳禁です!!!
②ボール保持時間が長くてもジレない。
・守って守ってカウンター、という戦術で来ると思われるグランパス相手にボールを持つ時間がかなり長くなると思うガンバ。
5バックで守られるとなかなか崩れにくいが、グランパスの選手は闘莉王ももちろんだが早めの時間で疲れを見せます。
中盤で回してグランパス選手を疲弊させるためと思って観戦すれば…ボールを持つ時間が長くても甲府戦よりはラクに観戦できると思います。
『ボールは疲れない』という言葉の意味をグランパスに教えてるんだな…と大きな気持ちで観ておきましょう。
必ずどこかでサイドか最終ラインにギャップが生まれるはず。
そして、あの甲府戦でこじ開けた自信が活きるはず。
以上、負ける要素がなかなか無さそうに思うグランパス戦ですが…。
サッカーは何が起こるか分かりません。
失点するとしても事故のような失点の可能性が高いと思ってますが、それが2度3度続く可能性だってありますし、そういう試合を観た事ある人は多いはず。
私が知っているドーピングはただ一つ、「努力」だけだ。
by ロベルト・バッジョ
という言葉もありますし、勝利の味を思い出したグランパスは一週間しっかり「努力」してくるでしょう。
闘莉王も90分間出場した事で、カラダが思い出した事もあるでしょうし。
余裕ぶった記事を書いたやつが何言ってんだって話ですが、気を抜かずにしっかり粉砕してほしいですね。
という事で、僕も今年初のアウェイ遠征に名古屋へ向かいます。
マッチプレビューは少し遅くなると思いますが、ぜひ勝ち試合を書きたいと思います!
p.s.
⑧岩下が復帰しそうという報道や、⑬阿部の代わりに⑭米倉か㊳堂安か…などガンバのメンバーも多少入れ替わりがありそう。
⑧岩下が復帰なら…外れるのは⑥金かな?
最近、安定感出て来たし…縦パスの意識も上がってるし…スパイとしての仕事は、受け継いでいる④藤春がおるし(笑)
皆川に競り負けたり不用意なファウルもちょこちょこ見られる⑤丹羽をハズすパターンも大いにアリやと思う。
ベンチ入りぐらいがちょうどいいような気もしますけどね。
どういうメンバーでくるか…楽しみです。
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