ガンバ大阪 3 - 3 FC東京
こぼした勝ち点2ではないと思う。
前節の名古屋戦での勝利を持って2ndステージも2位に浮上。
夏から秋、冬に向けて追い上げを見せるガンバの順位推移はもはやJリーグの風物詩…?
1stステージで負けた相手に2ndでも負けるわけには行かない。
浦和との天王山は次の試合、まずは目の前の相手にしっかり戦ってもらいましょう!
「勝っている間は変更は少なく」■スタメン
勝負事ではよく言われる話で、サッカーでも例外なし。
と言いたいところではありますが⑦遠藤がJ1では4年ぶりにベンチスタート、㉒オジェソクはおそらく脳震盪の影響でベンチ外。
報道では行けそうという話でしたが⑭米倉と④藤春で問題はないでしょう。
⑧岩下や③西野の入る隙がない⑤丹羽と⑥金の安定。
多少の変更はあるが変わりない戦い方ができるメンバーではあると思う。
あれ?……⑲大森が右サイドにいる……?(。´・ω・)?■前半
FC東京の左サイド・中島に守備力のある⑲大森を当ててきた感じかな…。
中島がボールを持てば⑭米倉と⑲大森が2人で挟むシーンが多かった。

※終了間際、実況の八塚さんが米倉を『米森!!』と叫んだのがツボったくにきちです。笑
この辺を見ると…長谷川監督が防ぎたい所、篠田監督が攻めたい所が見える。(ような気がしました。)
それを受けてなのかFC東京は左サイドに人を集めて、前節同様ハイプレスを前線からかけていく。
13分。
⑲大森がFC東京を舐めたようなプレーでボールをプレゼントし、失点。
一番持ったらあかんところで囲まれてるのに中途半端な事をしてしまう…。
しかし、すぐさま…15分。
名付けて『やべ…取り返さな次外されるし積極性見せたれシュート』で⑲大森が同点にする。

めっちゃいいシュートやけど、その前のミスに腹立ってて手放しで喜びにくかったです(笑)
プレビュー通り、逆転勝ちの多いガンバ大阪、逆転負けの多いFC東京の構図か…!?
って、書いてたらホンマにそうなる今のガンバ。
18分。
⑦遠藤がおらんので⑨アデミウソンが中盤へ下りるシーンが多く、その⑨アデミウソンからスペースへのスルーーーパス!
に、追いついたスピードキング④藤春の折り返しに⑳長澤!

あかーーーん!!
ハリルの前でそんなん見せたら10月の予選で盗られてまうー!!
って、書いてたらすぐさま追いつかれる…。
FC東京・河野のシュートはうまかったけどさ…バイタルエリアで⑮今野は前田を見失ってしまったのか?いろいろやられすぎた…。
今日もプロレスサッカーです。はい。
同点になってからは…『動かされるガンバ』の方が疲れが溜まりそうな展開となる…。
前から来るFC東京に対して落ち着きがない…。
ズルズル押されながら最終ラインが下げられる事で⑨アデミウソン、⑳長澤の2人までの距離が遠く攻撃のパターンが少なくなるのでFC東京は『狙ってボールを取りやすい』という状況となる。
ガンバがFC東京に慣れて落ち着くのが先か?
FC東京が我慢のガンバをこじ開けるのが先か?
■後半
開始と同時に⑮今野と代えて⑦遠藤を投入。
これで前線の⑨アデミウソンと⑳長澤との間を繋ぐ事ができるか…?
と、
合わせて⑲大森と⑪倉田のポジションを変更し、『いつも通り』のフォーメーションへ。
『いつも通り』にした事で選手の距離感も良く、小気味の良いリズムでダイレクトパスも含めてFC東京を攻め立てる。
①前半きっとFC東京が前から攻めて来るはずだから、無失点で折り返そう。
②その為に「大森!中島を好きにさせるな!攻撃よりも守備を意識しろよ!」というミッション遂行の為に右サイドからスタート。
③前半2-2で結果的にイーブンで、FC東京に疲れが来るはずの後半に向けて「ヤット!後半から開始から行くぞ!それと大森と倉田!元のサイドに変更するからドンドン積極的に点を取りに行けよ!」
というチームの戦略を勝手に妄想できそうな。笑
しかし、プラン通り(?)攻め立てたのはほんの一瞬…。
思いの外、FC東京の攻撃が止まらず支配される試合となる。
ガンバはシュートコースに人数を置いているのでゴールは割らせないがシュート数は70分過ぎの時点で13本の東京に対して4本のガンバ。
73分。
⑲大森に代えて㉕藤本。
これにより、またまた⑪倉田は左サイドへポジションチェンジ。
この辺の自在性のおかげで色々と監督は助かってるでしょうね…。
78分。
変わった㉕藤本が値千金になり得るスルーパスを⑳長澤に通すがシュートコースは甘くFC東京GK秋元にセーブされる。
⑳長沢よ…これは決めて欲しかったぁぁぁ~~~!!!((+_+))
股抜きを狙った感じもなかったと思うし、コースを狙ったにしては丁寧に行き過ぎたし…。
本人が一番悔やんだでしょうが…。
ここから先の時間でも疲れを全く見せないFC東京は両サイド共に高く上がり、ガンバ選手は人数をかけて守るしかなくなる。
攻勢に出る分、ガンバのカウンターが決まりそうなシーンも観られるが…ハリルを意識してしまっているのか…優勝へのプレッシャーか…最後のところで落ち着いたシュートを打てない。
89分。
代わって入ったFC東京・平山に決められて万事休す。
しっかりと飛び込んだ平山がさすが…。
クロスを上げた徳永に付いていたのが㉕藤本の時点で少しキツさがあったかな…と。
⑳長澤へのスルーパスなど前への意識はいいが㉕藤本が出た試合では湘南戦もそうだが、このサイドからやられているので守備に関してはやはりリスクが高いかな…。
攻撃に関しては⑲大森や⑪倉田よりもパスひとつで『違いを生める選手』だとは思うので、ぜひ一つ㉕藤本からのパスでゴールを決めてほしい…。
90分。
その㉕藤本の粘りから⑪倉田の粘りと⑭米倉の粘りで④藤春に当たって同点ー!!
※公式記録が⑭米倉のゴールから④藤春のゴールに変わってましたね。

少し時間は残っていたが…さすがに逆転とはいけずに3-3のスコアで試合終了。
■総括
……負けなくてよかった。
そう思える試合でした。
ガンバが攻めれてなかったのを表す数字として、この試合のガンバのコーナーキックの数はわずか『1本』
これまでの試合、両サイドバック・両サイドハーフの4人の積極的な上がりで獲得してきたセットプレーが少なかったのは、総得点の大部分を占めるチームにとってリズムを作る上でもかなり痛い。
意識せずとも「セットプレーの多さが攻めれているという実感」になっているはずなので。
対してFC東京はかなり好印象なサッカー。
中島の積極性に呼応するように前から攻めて、その中島のドリブルが取られてもすぐ取り返せるような位置に周りがコンパクトにポジションを取る。
浦和戦でやってしまった失敗をしっかり修正して素晴らしい一体感を見せてたと思うし、ガンバはいつ得点を取られてもおかしくない状態が長く続く試合でした。
そんな中でも引き分けに追いつく地力は見せたが…
ひとつ、ガンバの攻撃で気になったシーン。
⑲大森がドリブルで持ち上がり、GKとDFの間にかなり良いクロス…。

その流れから⑪倉田もGKとDFの間にクロス。


飛び込めへんかなぁ…と言うシーンが多く映る。(;´Д`A ```
途中交代で入ったFC東京・平山は一発目のこういうチャンスにしっかり飛び込んで決めきった。

細部にこだわった者とそうでない者の差が出てしまいました…。
届かなくても足を延ばす、または飛び込む姿勢を見せていれば…FC東京に与えた印象は違ったと思う。
足元で収めるなどスマートにこなすシーンは観れましたが、もっと泥臭い姿勢が⑳長沢を更に覚醒させるものになるんじゃないかと個人的には思います。
今節、浦和レッズは勝利、鹿島アントラーズも勝利、川崎フロンターレも勝利。
これで来週の浦和戦での順位の交代は無くなりましたが、どちらにせよ大一番であるのは変わりない。
今日の勝ち点1を生かすには次節以降の勝ちが必要。
シーズン前半では観られなかった負け試合を引き分けにするチカラこそが、今までのガンバを支えたプライドだと思うので、そう易々とリーグ優勝争いを撤退するわけには行きませんよね。
⑥金の出場停止でバックラインに手が入るのは確実となるので、変わって入る③西野か⑧岩下は、特にテンションを上げて準備してほしいと思います。
Twitterとかでは諦めとも取れる発言も多いけど、まだ何も終わってないし、地力で優勝できる道は残ってますからね!(浦和と川崎との直接対決のおかげで!いや…浦和にはコケてもらわなダメか…。)
最後の最後まで途切れる事なかったゴール裏の応援のように、しっかり背中を押していきましょう!
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