J1 2ndステージ 第14節
浦和レッズ - ガンバ大阪
10月1日(土) 14:05 KICK OFF
「プレビュー その②」
浦和レッズ - ガンバ大阪
10月1日(土) 14:05 KICK OFF
「プレビュー その②」
さて、もったいぶったマッチプレビューその②です。
ちなみにその①はコチラ。
⇒⇒⇒【2nd・第13節 ×浦和 マッチプレビュー① 真ん中のスペースは誰が為のもの?】
2014年は、リーグ優勝を懸けた埼スタ決戦。
2015年は、天皇杯・決勝。
2016年の今年は、2ndステージ優勝を懸ける試合。
3年連続で胸アツな展開を用意してくれた両チームは、ACLでの優勝経験がある事もありアジアを代表するチームとしても有名。
イビチャ・オシムがこのカードを日本代表監督時代に『日本のナショナル・ダービー』と発言した事でそう呼ばれる事も少なくない。
…ガンバがJ2に降格したりしたので、その色は少し褪せてしまった気もしますけどね。
アツい展開を予想してワクワクしながら書いたマッチプレビューその①は、浦和の攻撃について思う所、感じた所を書きました。
その②では、浦和の守備について書こうと思います。
浦和の基本フォーメーションは『3-2-4-1』という形。■マンマークの弊害?
このまま3バックで守ると、サイドライン側に隙ができてしまう。
そこで守備に入る時には、ウイングバックと呼ばれるサイドの選手が最終ラインに入り『5-4-1』の形になる。

それと浦和の守備の基本は『マンマークディフェンス』。
ガチガチのマンマークというよりも『1対1』で守備をするという認識。
ボール近くの選手以外は、奪ってからの攻撃に備える。
まさに『失点しない為の守備よりは、得点する為の守備』と言う所でしょうか。
2ndステージ・第13節・サンフレッチェ広島戦。
マンマーク気味な守備戦術に対してはこういう連携や速い攻めが有効やな…というシーンが盛り沢山だった第13節・サンフレッチェ広島戦。
その中から3つ挙げてみようかと思います。
●1つ目
先制した浦和は、いつも通り5人で最終ラインを形成。
これから始まる『茶島・ミキッチ × 関根・宇賀神』のサイド攻防戦。
それぞれの位置取りがコチラ。

茶島がパスを受けにいった動きに宇賀神と関根が付いていく。
そしてミキッチは……スペースを狙う……。

宇賀神・関根を感じた茶島がダイレクトで見事にミキッチへパスを通す。
こうなると後ろにフォローは見込めない最終ラインの裏へ抜け出されて大ピンチ。

結局、最後の砦であるGK西川が落ち着いてセーブし事なきを得るが、宇賀神らが抜かれる寸前でも周りは守備のフォローに走るそぶりをあまり感じない…。
そして、前半も含めて茶島・ミキッチにいいようにやられた関根・宇賀神は、この一連のプレーで監督から「ペアの解消」を通達されて『宇賀神・遠藤』がこのサイドを担当する事となる。
しかし、あまり時間が経たずにまた同じような所を茶島・ミキッチに使われる。
●2つ目
宇賀神はミキッチを警戒…。
そして遠藤は茶島の動きに付いていき、その裏には大きな大きな……。

警戒されたミキッチは使わずに直接、裏への抜け出しを狙った茶島へフライスルーパス。
たまらず遠藤はイエローカードを貰うファウルでしか止められず。

●3つ目
チャンスが多いが決められないサンフレッチェ広島に対して、少ないチャンスをモノにした浦和レッズが3点のリードをして迎えたこの時間。
選手のポジションはキレイな『5-4-1』を形成する。

青山がボールを持った事で、ロングボールが来る可能性を信じて、ウタカは浦和最終ラインの裏への抜け出しを狙う。
その動きに対応する為、那須は大きく下がった。

そうなると、最終ラインにズレが大きく生じる事となり、両サイドの脇にスペースが大きくできる。
ウタカの動きに呼応して、そこを突こうと走り出す茶島。

しかし……青山はバックパスを選択する……。

3つ目ではボールが出なかったが、1トップの裏抜けを狙う動きにミキッチや茶島のように上下の運動が、浦和守備陣の攻略のカギになるんではないか…。
空いたサイドのスペースへ走り出す動きが得意な⑨パトリックが、
浦和戦で活躍する理由はココにある気がします。
このブログを好んで読んでくれている方は見飽きた言葉でしょうが、今2列目でスタメンの⑪倉田や⑲大森は、⑬阿部とはタイプが違うと思っています。
前者達は『ボールを運ぶ選手』で後者は『ボールを受ける選手』
ドリブルで相手を崩せる⑪倉田と⑲大森は大きな武器ですが、⑬阿部のように裏に抜ける動きが浦和には効きそう……。
……⑬阿部と同タイプの⑭米倉を2列目で起用するのはどうだろう……。
■まとめ
①浦和の攻撃時、ピッチ真ん中のスペースまでのコースを消せるかそのスペース自体を人数を割いて消すのか?
1stステージではうまくいったこの戦術。
今回、プレビュー通り1stステージと違ってウイングバックがここに絡んできたとしたらどう対処するのか?
そもそもお前のプレビューはおかしい!ってなったらそれはそれでどう違うのか楽しみ(笑)
②ガンバの攻撃時、まずは『個のチカラ』でやられない事。
ここでやられてたらサイドにいくらスペースがあっても使えません…。
フィジカルの強さは浦和もかなり強いものがあるので、無理な突破によりボールを取られると
大きな逆アシストにもなり得ると思うので、しっかりとフォローに行き上手く『個』に対して『集』で戦ってほしい…。
運動量がモノを言いそう。
③西の砦に東の砦。
日本代表GK対決となるこのカード、ガンバは⑥金の出場停止でバックラインに修正が入る事になりますが(報道では③西野の先発濃厚!)、今までの浦和レッズ戦のGKで軍配を上げてきたのは紛れもなく①東口。
今節終わりで代表ウィークに突入となりますので、しっかり格の違いを見せて日本代表GKの1番手に躍り出てもらいましょう。
初めて2回に分けたマッチプレビュー。
少しでもこの1戦を楽しめるような調味料になればいいなぁと思います。
浦和に負けるなんてあってはならない話ですが、こういうチームがいないと盛り上がりません。
そういう意味では感謝しないといけないかも知れませんね。
今年も、川崎のサポが悪さをしたり、サポーターの行動が問題となるシーンも多い。
佳境に入ったリーグ終盤なのでアツくなる気持ちがわかりますが、両チーム両サポーターのフェアプレーあってのサッカーですからね。
フェアな熱戦を期待したいと思います!!
埼スタに行かれるガンバサポーターの皆様、応援よろしくお願いします!!
ブログが良かったと思われた方[Ambition]バナーをクリックお願いします!!
<~ランキングに参加してます~>

他のサポのガンバブログもこちらから御覧になれます! ※コチラをポチっと拍手して頂けると嬉しいです。
※「feedly」の登録はコチラ。

※楽天ウィジェット。
- 関連記事~カテゴリ別~
-
- 2nd・第15節 ×横浜 マッチプレビュー 要注意はもちろん、斎藤さんだぞ。
- 2nd・第14節 ×浦和 マッチレビュー 『時代』が来る事を願いたい。
- 2nd・第14節 ×浦和 マッチプレビュー② 「個」に頼る守備?
- 2nd・第14節 ×浦和 マッチプレビュー① 真ん中のスペースは誰が為のもの?
- 2nd・第13節 ×東京 マッチレビュー プライドを得点にするチカラ。 ~記事一覧~
- スタジアムの『圧』で後押しして『勝』った圧勝!大阪ダービー回顧! (05/19)
- 第30節×横浜FM 戦術の幅を広げた宮本監督はさらなる高みへ。 (10/21)
- ブログを始めて3年が経ちました。 (10/19)
- 第21節×FC東京 "USA晴らし成功!" 監督の狙いがハマった大勝利! (08/13)
- ルヴァンカップ・PO第1戦 ×ジュビロ磐田 ビューティーゴールを守り切り先勝! (06/02)
- 【J3雑感】×FC東京 U-23 現状維持では、後退するばかり? (05/26)
- 第14節×横浜F・マリノス 監督の思いつきに、付き合わされた可哀想な選手たち (05/13)
- 第13節×コンサドーレ札幌 中央突破があればなぁ…。 (05/06)